クロス集計表
意味・解説
2つ以上の質問項目を掛け合わせ、属性ごとの傾向を把握するための集計表。
アンケート調査などで得られたデータを、「性別×年代」や「地域×満足度」のように複数の属性で分類し、度数を集計した表である。単純集計(合計)では見えてこない、特定の層における特有の傾向や相関関係を明らかにするために用いる。集計結果は分割表として出力される。
くわしく
アンケートなどのカテゴリデータを多角的に分析するための最も基本的な手法である。
1.分析の視点:1つの項目のみを集計する「単純集計」に対し、複数の項目を縦軸と横軸に配置する。例えば「商品購入の有無」を「テレビCMの視聴有無」で分けることで、広告の効果を測定できる。
2.傾向の抽出:各セルの度数だけでなく、行方向や列方向のパーセンテージ(構成比)を算出することで、属性間の「違い」を浮き彫りにする。
3.なぜ重要か:平均値だけでは顧客の実態を見誤るリスクがある。クロス集計を行うことで、「全体では満足度が高いが、60代男性に限ると不満が多い」といった隠れたインサイトを発見できる。実務ではマーケティング戦略のターゲット選定や、施策の効果検証に不可欠な工程である。
例文
会員データを年齢層と利用頻度でクロス集計表にまとめ、上位20%の優良顧客がどの年齢層に集中しているかを分析した。
同義語: クロス表
対義語: 単純集計表
分類: 統計分析手法