与信管理
意味・解説
取引先の経営状態を審査して取引限度額を設定し、商品の代金が回収できなくなるリスクを回避するための活動である。
売掛金などの「信用」を供与する際に、取引相手の経営状態を審査し、限度額(与信枠)を設定すること。取引開始後も継続的に状況を監視し、倒産などによる焦げ付きを防ぐ。ROI / 投資回収期間などの財務指標や外部の信用調査機関のデータが判断材料となる。
くわしく
企業の売上債権(売掛金など)が確実に回収されるよう、取引先の信用リスクを適切にコントロールするプロセスである。
1.信用の供与:BtoB取引では「後払い」が一般的だが、これは相手に借金をさせている状態(信用供与)に等しい。そのため、事前に「この会社には○万円までなら貸せる」という枠を決める必要がある。
2.リスク回避の仕組み:取引先の決算書分析、支払い遅延の有無の確認、外部調査会社の格付け利用などを行う。状況が悪化した場合には、取引条件を現金払いに変更するなどの措置を講じる。
3.なぜ重要か:多額の売上を上げても、代金が回収できなければ黒字倒産の原因となる。与信管理は企業の資金繰りと健全な経営を守るための砦である。実務では、営業部門の売上目標と、管理部門のリスク管理のバランスを調整することが重要となる。
例文
新規取引先との契約にあたり、外部機関の信用レポートに基づき500万円の与信限度額を設定する与信管理を行った。
同義語: クレジット管理
分類: リスクマネジメント