ヘイトスピーチ
意味・解説
特定の民族、人種、宗教、性的指向などに対する憎悪、差別、暴力を煽る表現。
特定の属性を持つ集団や個人に対し、その属性を理由に差別を助長したり、排除・殺傷を煽ったりする言動。インターネット上では匿名性を利用した過激な投稿が問題となっている。日本では「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律(ヘイトスピーチ解消法)」が施行されている。
くわしく
人権の根幹を否定する、差別的な憎悪表現である。
1.定義の範囲:単なる悪口ではなく、自分では変えられない属性(人種、国籍、性自認など)を攻撃の対象とすることが特徴である。これにより、対象となる集団の尊厳を著しく傷つけ、社会的な孤立や暴力を誘発する。
2.プラットフォームの責任:SNS各社は利用規約でヘイトスピーチを禁止し、AIや目視による監視と投稿削除を行っている。放置すると広告主が離れる(ブランド毀損)などの経営的ダメージにも繋がる。
3.法律と規制:表現の自由との兼ね合いが難しいが、多くの民主主義国家で公共の利益に反するとして規制の対象となっている。日本でも、自治体によっては罰則付きの条例(川崎市など)を設けている例がある。
なぜ重要か:多様性を尊重する社会(ダイバーシティ&インクルージョン)の実現において、最も排除されるべき有害な情報だからである。
例文
SNS上で特定の国籍の人々を根拠なく中傷し、国外への排斥を煽る投稿は、典型的なヘイトスピーチと見なされる。
同義語: 憎悪表現
対義語: 博愛, 包摂(インクルージョン)
分類: 情報モラル