特許戦略
意味・解説
特許権を経営上の武器として活用し、市場での競争優位を確保・維持するための戦略。
自社の技術を特許として守るだけでなく、他社へのライセンス供与で収益を得たり、他社の参入を阻止したりする活動。また、他社との提携時に「クロスライセンス」を行い、互いの技術を自由に使えるようにすることも含まれる。知財経営の核心となる戦略である。
くわしく
技術開発を単なる研究で終わらせず、法的な独占権(特許)を活かしてビジネスを有利に進める計画である。
1.防衛戦略:競合他社に模倣されないよう、主要な技術やその周辺技術を網羅的に特許化(パテント網の構築)し、自社の事業領域を守る。
2.攻撃戦略:特許侵害をしている他社に対して使用料を請求したり、販売停止を求めたりすることで、市場での優位性を維持する。
3.実務での使われ方:研究開発の初期段階から競合の特許を調査し、回避策を立てる(パテントマップの活用)ことが重要となる。また、オープンイノベーションの一環として、一部の特許を無償公開して自社技術の普及(プラットフォーム化)を狙うケースもある。なぜ重要か:DX時代において、ソフトウェアやビジネスモデルの特許が企業の時価総額を左右する大きな資産となるためである。
例文
次世代電池の開発にあたり、基本特許だけでなく周辺特許も固める特許戦略を立て、他社の参入を20年間防げる体制を整えた。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、2回登場しています(出題された年度: 2年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
同義語: 知財戦略
分類: 技術戦略マネジメント