クロスライセンス
意味・解説
2つ以上の企業が、互いに保有する特許権や知的財産権を、相互に使用許可(ライセンス)し合う契約形態。
複雑な製品(スマホ、自動車等)を開発する際、自社の技術だけで作ると他社の特許に触れてしまう場合が多い。そこで、競合他社同士で「お互いの技術を自由に使っていいことにしよう」と約束することで、特許侵害訴訟を回避し、研究開発や製品化をスムーズに進める手法。ライセンス料の支払いを免除したり、技術格差がある場合は差額のみを支払う形をとる。
くわしく
「『私の特許を使っていいから、あなたの特許も使わせてね』という、企業同士の平和条約」です。
1.メリット:
巨額の裁判費用をかけずに済み、自社にない技術を即座に利用できるため、開発スピードが上がります。
2.デメリット:
新規参入企業にとっては、大手同士がクロスライセンスで固まっている市場に入りにくくなる(参入障壁)側面もあります。
例文
次世代通信技術の開発を促進するため、通信機器メーカー大手2社が包括的なクロスライセンス契約を締結した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、4回登場しています(出題された年度: 4年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
同義語: 相互実施許諾
分類: 知的財産戦略