ランダム性
意味・解説
事象の発生に規則性がなく、予測不可能な性質。生成AIの出力の多様性に関係する。
統計学やコンピュータ科学において、次に何が起こるか確定的に決まっていない状態。生成AIにおいては「同じプロンプトを入れても毎回異なる回答が出る」原因の一つである。確率的な揺らぎを持たせることで、出力の多様性や人間らしさを生み出すために利用される。
くわしく
データの選択や生成プロセスにおいて、意図的なパターンを排除し、確率に基づいた揺らぎを持たせることである。
1.生成AIでの役割:言語モデルが次の単語を選ぶ際、最も確率が高いものだけでなく、あえて低いものを一定割合で選ぶ設定(温度パラメータ等)がある。これにより、回答がワンパターンになるのを防ぎ、創造性(クリエイティビティ)を演出する。
2.セキュリティと検定:パスワードの生成や暗号化では「質の高いランダム性」が安全性の根拠となる。また、AIの性能を測るためのテストデータの抽出にもランダム性が不可欠である。
なぜ重要か:完全な規則性(確定的)だけでは、AIは「いつも同じことしか言わないロボット」になってしまう。適切なランダム性は、ユーザーの意表を突く斬新なアイデアや、シミュレーションにおける現実的なバラツキを表現するために必要となる。
例文
生成AIの「ランダム性」を高く設定して、新商品のキャッチコピー案を100件出させたところ、人間が思いつかない奇抜な案が5件含まれていた。
同義語: 乱数性, 不規則性
対義語: 確実性, 規則性, 確定的
分類: 統計学