かんばん方式
意味・解説
「かんばん」と呼ばれる作業指示票を使い、必要なものを必要な時に生産・補充する管理手法。
トヨタ生産方式の中核をなす、ジャストインタイムを実現するための具体的な道具(カード)。後工程が消費した部品の情報を前工程へ「かんばん」として戻し、補充を促す「プル方式(引き方式)」をとる。視覚的に在庫量や進捗を管理できるのが特徴。リーン生産方式の一環。
くわしく
情報(かんばん)と現物を一致させ、生産の流れを自律的に制御する仕組みである。
1.仕掛け:部品の箱に「かんばん(指示票)」がついており、作業者が部品を使い始めたら、そのカードを回収ポストに入れる。これが前工程への「次にこれを作れ」という注文書になる。
2.在庫の自動制御:流れる「かんばん」の枚数を制限することで、それ以上の在庫が絶対に発生しないように物理的にガードする。これにより過剰在庫を防ぐ。
3.IT化(e-かんばん):最近では紙のカードではなく、QRコードや電子タグ(RFID)を用いた「電子かんばん」が主流となり、遠隔地のサプライヤーともリアルタイムで生産指示を連携させている。
なぜ重要か:複雑な計算なしに、現場の状況に合わせて「今何を作るべきか」を現場主導で判断できる、極めて効率的な管理システムだからである。
例文
工場内での仕掛在庫を減らすため、すべての工程にかんばん方式を適用し、前工程への無駄な発注をストップした。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、2回登場しています(出題された年度: 2年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
同義語: 後工程引き取り方式
対義語: プッシュ方式
分類: 生産管理