第1正規形
意味・解説
テーブル内のすべての値が「単一の値(原子値)」であり、繰り返しの項目を持たない形式。
データベースの正規化の最初のステップ。一つのセルに複数の値が入っていたり、同じような列(例:商品1、商品2…)が繰り返されていたりする状態を解消した形。繰り返し部分を別テーブルに切り出すか、別レコードとして展開することで、データの管理を単純化し、検索効率を高める。
くわしく
データベースが「表」として正しく機能するための最低限のルールを適用した状態である。
1. 原子性の確保:氏名フィールドに「田中、佐藤」と二人分入っていると、後の並べ替えや集計が困難になる。第1正規形ではこれを「1セル1データ」に徹底させる。
2. 繰り返しの排除:伝票形式のように1行の中に複数の商品が並んでいる場合、それらを別々の行に分ける。これにより、商品の追加や削除がSQLで容易に行えるようになる。
3. 重要性:正規化を行わないと、特定のデータを探し出すのに複雑なプログラムが必要になり、処理が遅くなる原因となる。実務では、Excelなどで作成された人間用の名簿をシステムにインポートする際、最初に行うべきデータ整理の作業として意識される。
例文
一つの項目に複数の電話番号が入っていた会員テーブルを、レコードを分けて第1正規形に修正した。
同義語: 1NF
対義語: 非正規形
分類: 正規化