グリッドコンピューティング
意味・解説
ネットワーク経由で複数のコンピュータを繋ぎ、一つの巨大な仮想コンピュータとして使う方式。
地理的に分散した複数のコンピュータの余剰能力(CPUやメモリ)を束ねて、スーパーコンピュータに匹敵する計算能力を得る仕組み。並列処理が可能な膨大な計算が必要な、科学技術計算、気象予測、創薬研究などに利用される。PCの処理能力が向上したことにより、安価に大規模な計算資源を確保できる手法として発展した。
くわしく
「ちりも積もれば山となる」をコンピュータの世界で実現した分散処理技術である。
1. 分散と統合:一つの大きなタスクを細分化し、ネットワーク上の各PCに配布する。各PCが計算した結果を中央で回収・統合することで、単独では数年かかる計算を数日で完了させる。
2. 資源の有効活用:社内の業務時間外のPCや、インターネットを通じてボランティアが提供するPCの空き時間を利用するため、専用の機材を購入するよりコスト効率が高い。
3. 高度な柔軟性:計算量が増えても、ネットワークに接続するコンピュータの数を増やすだけで処理能力を拡張できる。
実務では、地震波の解析や金融商品のシミュレーションなどで活用されている。クラウドコンピューティングの一部(分散処理基盤)としてもその思想は受け継がれている。
例文
膨大なゲノムデータの解析にグリッドコンピューティングを活用し、研究期間の大幅な短縮に成功した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、3回登場しています(出題された年度: 3年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)