分散処理
意味・解説
ネットワークで繋がれた複数のコンピュータに処理を分担させる形態。
役割を分担することで負荷を軽減し、一部が故障してもシステム全体を止めずに稼働を続けることができる。クライアントサーバーシステムやクラウドコンピューティングの基盤となる考え方。
くわしく
分散処理は、現代のITシステムの主流となっている、高い拡張性と柔軟性を持つ構成である。
1. メリット:特定のコンピュータに負荷が集中するのを防げる。また、一部のサーバーが故障しても他のサーバーが代行できるため、耐障害性(サバイバビリティ)が高い。必要に応じて台数を増やすことで性能を拡張(スケールアウト)しやすい。
2. デメリット:複数のコンピュータ間でデータの整合性を保つのが難しい。ネットワークの遅延がシステム性能に影響するほか、管理対象が増えるため運用が複雑になる。
3. 実務での使われ方:Webサービスでは、データベース、Web表示、画像配信などを別々のサーバーで処理するのが一般的である。また、ビッグデータ解析では数千台のPCで並列に計算を行う「Hadoop」などの分散処理技術が使われている。
例文
Webシステムにおいて、画像処理のみを専用のサーバーに任せることで、メインサーバーの分散処理を実現した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、1回登場しています(出題された年度: 1年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
対義語: 集中処理
分類: システム構成形態