フルバックアップファイル
意味・解説
バックアップ対象となる全てのデータを一つのまとまりとして複製したファイル。
システム内の全てのデータを対象として作成された複製データ。障害発生時にこのファイルがあれば、作成時点の状態に完全に復元(リストア)することが可能である。フルバックアップ(フルバックアップ)の実行によって生成される成果物であり、データ保護の最も基本的な単位となる。
くわしく
万が一のデータ消失に備え、ある時点の全データを丸ごと保存した実体ファイルである。
1. 復元の確実性:このファイル一つでデータの復旧が完結するため、増分や差分のファイルを組み合わせる必要がなく、リストア作業が単純でミスが起きにくい。
2. 保管の重要性:全ての情報が含まれるためファイルサイズが非常に大きくなる。そのため、大容量のストレージやテープメディア、クラウドストレージに保管される。また、機密情報が凝縮されているため、暗号化などのセキュリティ対策が必須である。
3. 実務での役割:週に一度や月に一度など、定期的に作成される。災害対策(DR)の観点からは、このファイルを遠隔地のデータセンターへ転送し、物理的に離れた場所で保管する運用が一般的である。
例文
サーバーの更新作業前にフルバックアップファイルを作成し、不測の事態に備えて外部HDDへ保存した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、4回登場しています(出題された年度: 3年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
同義語: 完全バックアップ, 完全バックアップファイル
対義語: 増分・差分バックアップ
分類: データ保護