有向グラフ
意味・解説
データを視覚的に表現するグラフの種類の一つ。
データ構造の一つ。要素(ノード)の間に順序や方向がある関係を表現する。Webサイトのリンク構造(AからBへリンク)、業務フローの進行順序、SNSの「フォロー」などがこれに該当する。無向グラフとは異なり、AからBへの辺があってもBからAへ移動できるとは限らない。
くわしく
情報の流れや依存関係を記述するための幾何学的なモデルである。
1. 構造:頂点(ノード)と、向きを持つ辺(エッジ)で構成される。辺は矢印で描かれる。
2. 特徴:移動経路の探索において、矢印の方向にしか進めない制約がある。循環(一周して戻る構造)の有無が重要となることが多い(DAG:有向非巡回グラフなど)。
3. 応用例:PERT図(アローダイアグラム)における作業工程管理、プログラムの制御フロー図、家系図、インターネットのURL間のリンクなど。
なぜ重要か:現実世界の多くのシステム(物流、通信、意思決定)には「順序」や「方向」があり、それをコンピュータで処理・最適化するために最も汎用的な形式だからである。
例文
プロジェクトの進捗管理において、有向グラフを用いたアローダイアグラムを作成し、クリティカルパスを算出した。
同義語: ダイグラフ
対義語: 無向グラフ
分類: グラフ理論