構造化シナリオ法
意味・解説
ユーザーの行動を「価値」「活動」「操作」の3階層で記述し、UXを設計する手法。
ユーザー体験(UX)を設計するために、ユーザーの行動を段階的に具体化していく手法。「価値シナリオ(何をしたいか)」「活動シナリオ(どのような状況でやるか)」「操作シナリオ(どのように操作するか)」の3層で構成される。機能中心ではなくユーザー中心の設計を可能にする。
くわしく
構造化シナリオ法は、ユーザー体験(UX)を設計する際に、具体的なユーザーの行動を3つの階層に分けて整理する手法である。
1. 価値シナリオ(バリューシナリオ):ユーザーがそのサービスを通じてどのような「本質的な価値」を得るかを記述する。特定の機能に依存せず、ユーザーの動機を明確にするステージである。
2. 活動シナリオ(アクティビティシナリオ):価値を実現するために、ユーザーがどのような「状況」で「何をするか」という文脈(コンテキスト)を具体化する。ここでもまだ具体的なボタン等のUIは定義しない。
3. 操作シナリオ(インタラクションシナリオ):具体的な「画面操作」や「UI要素とのやり取り」を詳細に記述する。ここで初めてシステムの実装に近い内容を定義する。
この手法の重要性は、開発者が陥りがちな「機能中心の設計」を防ぎ、常に「ユーザーの目的」に立ち返った設計を可能にすることにある。実務では、要件定義の段階でチーム内の認識を一致させるために用いられる。
例文
新規アプリの開発において構造化シナリオ法を採用し、ユーザーが外出先で即座に情報を共有できる「価値」を定義した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、1回登場しています(出題された年度: 1年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)