リスクベース認証
意味・解説
普段と異なる環境からのアクセスを検知した際、追加の認証を求める仕組み。
ユーザーのログイン行動(IPアドレス、場所、時間帯、使用端末など)を分析し、通常と異なる「リスクが高い」と判断された場合にのみ、秘密の質問やワンタイムパスワードなどの追加認証を求める方式。利便性と安全性を両立させる手法として普及している。
くわしく
リスクベース認証は、すべてのユーザーに一律で厳しい認証を強いるのではなく、状況に応じて動的にガードを強化するインテリジェントな認証システムである。
1. リスクの判断基準:過去のログイン履歴と照らし合わせ、「海外からのアクセス」「夜中の不自然な時間」「未登録のブラウザ」といった要素をスコアリングする。リスクスコアが一定値を超えると、システムが警戒モードに入る。
2. メリット:普段通りの環境(自宅や会社)からのアクセスであれば、パスワードだけでスムーズにログインできる。一方で、攻撃者が盗んだパスワードで別環境からログインしようとすると追加認証に阻まれるため、なりすまし防止に極めて有効である。
3. 実務での活用:金融機関のオンラインバンキングや、Google/Yahoo!などのポータルサイトで標準的に採用されている。ユーザーにとっては「時々、秘密の質問を聞かれる」といった挙動として認識される。開発側は、誤検知による正規ユーザーの締め出し(本人拒否)を最小限にする調整が求められる。
例文
海外旅行先からメールにログインしようとしたところ、リスクベース認証が作動しワンタイムパスワードの入力を求められた。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、1回登場しています(出題された年度: 1年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)