TCPのシーケンス制御と再送制御
意味・解説
IPパケットの順序が入れ替わったり消失したりした際に、正しい順番に並べ直し、足りないデータを送り直させる仕組み。
送信側がデータに「シーケンス番号」を付与し、受信側が「確認応答(ACK)」を返すことで成立する。一定時間応答がない場合や、ACKの番号が食い違う場合に再送処理が行われる。
くわしく
「デジタルの書留郵便」のような仕組みです。
1.シーケンス番号:
データの塊(セグメント)が、全体の何バイト目から始まるかを示す番号。
2.確認応答(ACK):
『次は〇〇番のデータを送って』という受信側の合図。ポイントは、インターネット(IP)はパケットが届く保証がない「ベストエフォート型」であり、その上のTCPがこの制御を行うことで、初めてファイルの欠落がない確実な通信ができるからです。
例文
パケットロスが発生しやすい不安定な回線において、TCPの再送制御が働くことでデータの整合性が保たれた。
同義語: 高信頼性伝送制御
対義語: UDP (送っぱなしのプロトコル)
分類: トランスポート層の機能