ハミング符号の限界(2ビット誤り検知)
意味・解説
標準的なハミング符号が持つ「1ビット誤り訂正」の能力を超え、2ビットの誤りを「検知のみ」可能にするための論理構造と計算。
ハミング距離が3の場合、1ビットの誤り訂正が可能。これに全体のパリティビットを1つ追加してハミング距離を4に高めることで、1ビット誤り訂正に加え、2ビット誤りの検知(SEC-DED)が可能になる。
くわしく
「情報の修復と、異常事態の察知」の境界線です。
1.1ビット誤り:
シンドローム(エラー位置を示す計算値)によって場所を特定し、自動で反転・修正できます。
2.2ビット誤り:
標準的な構成では1ビットの誤りと誤認してしまいますが、追加のパリティビットがあれば「どこかは不明だが2箇所間違っている」という警告を出せます。ポイントは、ECCメモリなどの高信頼性システムにおいて、修正不可能な多重エラーを「正常」と見過ごすリスクを最小限に抑えるためです。
例文
サーバー用メモリに採用されているハミング符号は、1ビットの誤りを自動訂正し、2ビットの誤りを検知してシステムを安全に停止させる機能を備えている。
同義語: SEC-DED (Single Error Correction, Double Error Detection)
分類: 誤り制御方式