メモリ階層(主記憶とキャッシュメモリ)
意味・解説
CPUと主記憶の速度差を埋めるため、高速なメモリを階層的に配置する仕組み。
CPUが直接読み書きする「主記憶装置(RAM)」と、さらに高速でCPU内部に近い「キャッシュメモリ」による構成。速度が速いほど容量あたりの価格が高いため、ピラミッド状の階層構造をとる。
くわしく
メモリ階層は、コンピュータの処理速度を最大化するための賢い設計思想です。CPUの計算速度は非常に速い一方、主記憶(RAM)の読み書き速度はそれより遅いため、CPUがデータの到着を待つ「待ち時間」が発生してしまいます。これを解消するために、CPUと主記憶の間に、少量ながら極めて高速な「キャッシュメモリ」を配置します。CPUはまずキャッシュメモリを探し、データがあればそれを使う(ヒットする)ことで高速化を図ります。ポイントは、この階層構造がないと、どんなに速いCPUを使ってもメモリの遅さがボトルネックになり、全体の性能が引き出せないからです。試験では、速度と容量の関係(高速・小容量のレジスタ/キャッシュ vs 低速・大容量の主記憶/補助記憶)や、キャッシュメモリにデータが存在する確率を示す「ヒット率」の計算問題が頻出します。
例文
キャッシュメモリの容量が大きいCPUを選ぶことで、メモリへのアクセス頻度が減り、複雑な計算処理が高速化する。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、1回登場しています(出題された年度: 1年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
同義語: 記憶階層
分類: 記憶装置