ダミー作業
意味・解説
アローダイアグラムにおいて、作業の順序関係のみを表す所要時間0の作業。
アローダイアグラム(PERT図)で、実際の作業は行わないが、論理的な依存関係や順序関係を示すために用いられる仮想的な作業。点線の矢印で表記され、所要日数は0日として計算される。複数の作業が特定のポイントで合流・分岐する際の制約を表現するために必須のテクニックである。
くわしく
プロジェクトのスケジュールを正確にシミュレーションするための「論理的なつなぎ目」である。
1.役割:例えば「作業Aと作業Bが両方終わらないと作業Cを開始できない」という状況で、作業AとBの終了地点が異なる場合に、それらを結ぶために使用する。これにより、クリティカルパスの計算を数学的に正しく行うことが可能になる。
2.表記法:実線の矢印は実際の工数(日数や時間)を伴う「作業」を表すが、ダミー作業は点線の矢印(破線)で描かれる。所要時間は常に0であるため、スケジュールの合計日数に直接加算されることはない。
3.実務での活用:複雑なシステムの開発工程を可視化する際、並行して進むタスク同士の制約を漏れなく記述するために使われる。試験においては、ダミー作業を含めた最長経路(クリティカルパス)を特定させる計算問題が頻出する。
例文
作業Aの完了を作業Bの開始条件とするため、アローダイアグラムにダミー作業を追加した。
同義語: 擬似作業, ダミーアクティビティ
対義語: 実作業
分類: アローダイアグラム