アローダイアグラム
意味・解説
作業の順序関係を矢印と丸印で表し、工期を管理するネットワーク図。
プロジェクトの各作業の依存関係を視覚化し、最短工期を算出するための手法。PERT(Program Evaluation and Review Technique)とも呼ばれる。各作業を矢印(アロー)で、作業の結合点を丸(ノード)で表す。作業の遅延が全体の納期に直結する「クリティカルパス」を特定するために用いられる。
くわしく
プロジェクトの進捗管理において、時間的な制約を論理的に把握するためのツールである。
1. 作業の順序付け:どの作業が終わらなければ次の作業を開始できないかという依存関係を明確にする。これにより、並行して実施できる作業を特定し、効率的な計画を立てる。
2. クリティカルパスの特定:プロジェクト開始から終了までの経路の中で、最も時間がかかる経路を見つけ出す。この経路上の作業が1日でも遅れると、プロジェクト全体の完了も1日遅れるため、重点的な管理が必要となる。
3. 余裕時間の計算:各作業にどれだけの時間的猶予があるかを算出する。余裕がない作業には熟練者を配置するなどのリソース調整を行う。実務では、複雑なシステム開発の工程表作成に必須であり、納期短縮のための検討(クラッシング)にも活用される。
例文
アローダイアグラムを用いてクリティカルパスを分析した結果、検査工程の短縮が納期遵守の鍵であることが分かった。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、21回登場しています(出題された年度: 17年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)