余裕日数
意味・解説
ある作業が完了してから、次の作業が開始されるまでに存在する「空き」の時間。
特定のタスクが予定通り、あるいは予定より早く終わった際に生じる、後続タスク開始までの待ち時間のこと。フロートとほぼ同義だが、特に日単位での余裕を強調する場合に用いられる。クリティカルパス上には余裕日数は存在しない。進捗の遅れを吸収するためのクッションとして機能する。
くわしく
スケジュール管理において、不測の事態に備えて確保された時間的猶予である。
1.定義の解釈:広義にはフロート(フロート)と同じ意味で使われることが多いが、厳密には「ある特定の経路が、完了期限までに持っている残り時間」を指す。これがプラスであれば納期に間に合い、マイナスであれば納期遅延が発生していることを示す。
2.重要性:余裕日数が少ない作業ほど、トラブルの影響を全体に波及させやすいため、重点的な監視対象(重点管理項目)となる。余裕日数を可視化することで、プロジェクト全体の健康診断を行うことができる。
3.実務での調整:プロジェクト後半で余裕日数が枯渇してきた場合、残業の投入やスコープの削減といった「クラッシング(期間短縮)」の判断材料となる。また、余裕日数をチーム間で融通し合うことで、特定のメンバーへの過負荷を避けるといったマネジメントにも活用される。
例文
サーバー調達には10日の余裕日数があるため、設定マニュアルの作成を先行させることにした。
同義語: フロート, スラック, 余裕時間
分類: スケジュール管理