最遅開始時刻
意味・解説
プロジェクトの完了期限を遅らせずに、作業を開始しなければならない最も遅い時刻。
プロジェクト全体を予定通りに終わらせるために、ある作業を遅くとも開始しなければならないタイミングのこと。プロジェクトの終了点から逆方向に引き算を行って算出する。もし分岐点がある場合は、その中で最も早い(小さな)時刻を採用する。最早開始時刻との差が余裕時間となる。
くわしく
スケジュールの「デッドライン」を把握するための「後ろ向き計算」の結果である。
1.算出方法:プロジェクト全体の完了予定日から、各工程の所要時間を遡って引いていく。合流点(逆方向に見た場合の分岐点)に複数の矢印がある場合、どれか一つでも遅れると全体の納期に響くため、計算結果のうち「最も小さい値」をそのノードの最遅開始時刻とする。
2.役割:ある作業の最早開始時刻(最早開始時刻)と最遅開始時刻が等しい場合、その作業には1日の余裕もなく、遅延が即座に納期遅れに直結することを意味する。これが「クリティカルパス」上の作業の特徴である。
3.実務での活用:トラブルが発生した際に「あと何日ならこの作業を遅らせても大丈夫か」を判断する根拠となる。リソースの競合が発生した際、余裕のある作業を後回しにする「スケジュールの平準化」を行うための基礎データとして利用される。
例文
20日間のプロジェクトにおいて、作業Dを遅くとも15日目には開始しなければならない時刻を最遅開始時刻と呼ぶ。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、6回登場しています(出題された年度: 5年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)