ユーザーストーリー
意味・解説
ユーザーが必要とする機能を、「誰が・何を・なぜしたいか」という短い文章で表現したもの。
アジャイル開発で要件を定義するために用いられる。「[ユーザー]として、[目的]を達成するために、[機能]が欲しい」という定型句で記述される。詳細な仕様書の代わりではなく、会話を促すための備忘録としての役割を持つ。相対見積での見積り対象となる。
くわしく
ユーザーにとっての価値(バリュー)に焦点を当てた、簡潔な機能説明である。
1.記述形式:「誰が(役割)」「何を(機能)」「なぜ(理由)」の3要素を1枚のカードに収まる程度の長さで書く。
2.受入れ条件(AC):そのストーリーが「完了した」とみなすための具体的な判定基準を裏面に記載する。
3.3Cの原則:Card(カードに書く)、Conversation(会話で詳細を詰める)、Confirmation(テストで確認する)の3つのステップで進める。
なぜ重要か:開発者が「技術的に何を作るか」ではなく、ユーザーが「何のためにそれを使うのか」という背景を理解することで、本当に必要なものだけを無駄なく作ることができる。細かい仕様に縛られず、変更に柔軟に対応できるメリットがある。
例文
「ネット通販の利用者として、再入力を省くために、前回の配送先を選択したい」というユーザーストーリーを作成した。
対義語: 要求仕様書
分類: 要件定義