減損会計
意味・解説
固定資産(建物やソフト等)の価値が著しく低下し、投資額の回収が見込めなくなった際に、帳簿上の価値を実態に合わせて引き下げる処理。
「負の遺産」を一掃する会計処理。例えば、10億円で買った工場の収益性が落ち、現在価値が 2億円しかないと判断された場合、差額の 8億円を「減損損失」として一気に損失計上する。財務諸表を実態に即したものにし、将来の損失先送りを防ぐための仕組み。
くわしく
「かつて大金で買った『お宝(資産)』が、今やもうそんな価値はないと認めて、差額を『損』としてきっぱり諦める作業」のことです。
1.ITでの例:
多額の開発費をかけたサービスが全く売れず、将来の利益も見込めない場合、その開発費(無形固定資産)を「減損」してゼロに近づけます。
2.市場の反応:
一時的に大きな赤字が出ますが、翌年以降の償却負担が減るため「膿(うみ)を出し切った」と前向きに評価されることもあります。
例文
買収した海外子会社の事業計画が大幅に未達となったため、のれん代について数千億円の減損会計を適用した。
同義語: 資産の減損
分類: 財務会計 / 資産評価