マイナンバー法
意味・解説
国民全員に割り振られた12桁の個人番号について、社会保障や税などの限定された目的以外での収集・利用を制限する法律である。
正式名称は「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」。社会保障、税、災害対策の3分野に限定して番号を利用する。番号を含む個人情報は「特定個人情報」と呼ばれ、通常の個人情報保護法よりもさらに厳しい罰則と安全管理措置が課せられる。
くわしく
公平・公正な社会の実現と行政の効率化を目的として、国民一人ひとりに固有の番号を割り振る制度の根拠法である。
1.利用の限定:民間企業であっても、従業員の給与計算(所得税、住民税)や社会保険の手続き、法定調書の作成といった「法律で定められた業務」以外でマイナンバーを扱ったり、コピーしたりすることは禁止されている。本人確認書類として提示された場合でも、番号部分を控えてはならない。
2.特定個人情報:マイナンバーを含む個人情報は「特定個人情報」という特別なカテゴリーとなり、通常の個人情報保護法に上乗せされた厳しい管理義務がある。例えば、不要になった際は速やかに「復元不可能な方法で廃棄」しなければならない。
3.なぜ重要か:番号一つで複数の機関(税、年金、医療等)にある個人情報が繋がるため、漏洩や悪用時の被害が非常に大きい。そのため、故意に漏洩させた場合の刑事罰は、通常の個人情報保護法よりも重く設定されている。
例文
マイナンバー法を遵守するため、従業員から収集した個人番号が記載された書類は、鍵付きのキャビネットで厳重に保管し、担当者以外はアクセスできないようにした。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、3回登場しています(出題された年度: 3年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)