ダーウィンの海
意味・解説
事業化された製品が、激しい市場競争の中で淘汰されずに「普及」する段階に存在する障壁。
製品を発売した後、競合他社との競争や顧客の厳しい評価にさらされ、生き残る(定着する)のが難しいことの例え。死の谷(死の谷)を越えた後に現れる、イノベーションプロセスの最終障壁である。強者が生き残るという進化論の適者生存になぞらえている。
くわしく
製品が「市場の荒波」を乗り越え、利益を生み続ける「勝者」となるための試練である。
1.障壁の内容:製品を世に出せても、すぐに類似の安価な競合品が出たり、顧客から「期待外れ」と烙印を押されたりする。また、OSやプラットフォームなどの規格争い(デファクトスタンダード争い)も含まれる。
2.継続的な改善:一度売って終わりではなく、顧客のフィードバックを受けて改良を続け、エコシステムを構築することが生き残りの鍵となる。
3.実務での位置付け:市場投入(事業化)から産業化(市場定着)の間に位置する。なぜ重要か:ここを越えなければ、イノベーションが社会に定着したとは言えず、投資した資金を長期的・安定的に回収することができないからである。
例文
製品のリリースには成功したが、大手企業の類似サービス参入により、ダーウィンの海の激しい競争にさらされている。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、1回登場しています(出題された年度: 1年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
分類: イノベーションの障壁