フェールセーフ
意味・解説
システムに障害が発生した際、安全性を最優先して「安全な状態」に制御する設計思想。
不具合や故障が起きた際、人間への被害や致命的な事故を防ぐため、システムを安全な状態(停止や遮断など)へ移行させる考え方。例えば、信号機の故障時に全方向を赤信号にする、ヒーターが異常過熱した際に電源を切る、といった仕組みがこれに該当する。安全第一の設計原則である。
くわしく
「壊れることは避けられない」という前提に立ち、壊れた後の「最悪の事態」を防ぐ技術である。
1. 停止による安全確保:システムが異常を検知した際、下手に動かし続けるよりも、機能を完全に停止させた方が安全である場合に採用される。踏切の遮断機が故障時に自重で降りる仕組みなども代表例である。
2. 人命保護の優先:可用性よりも安全性を優先する点が最大の特徴である。ITシステムにおいても、重要なデータの整合性が崩れる恐れがある場合に、あえてデータベースをロック(停止)させる処理などが含まれる。
3. 実務での設計:異常検知センサーと、それを受けた遮断回路(インターロック)を組み合わせる。ITパスポート試験では、フォールトトレラントやフェールソフトとの違いが頻繁に問われる重要用語である。
例文
鉄道の運行管理システムにおいて、通信断絶時には列車を自動的に緊急停止させるフェールセーフ機能を搭載した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、4回登場しています(出題された年度: 4年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
分類: システム設計思想