ADSL
意味・解説
既存の電話用の銅線を用いて、高速なデータ通信を行う技術。
非対称デジタル加入者線。一般家庭にある電話回線を利用し、音声通話では使わない高い周波数帯域を使ってデータ通信を行う。下り(ダウンロード)が上り(アップロード)よりも速いという「非対称」な特性を持つ。ISDNに代わり、ブロードバンド普及の立役者となった。
くわしく
既存のインフラを有効活用してインターネットを高速化した、初期ブロードバンドの代表格である。
1. 技術的特徴:アナログ電話回線に「スプリッタ」と呼ばれる装置を接続し、音声信号とデータ信号を分離する。モデムを用いて信号を変換することで、通話中であっても同時にインターネット利用が可能になった。
2. 非対称性の理由:一般ユーザーは「情報を送る」よりも「情報を受け取る(Web閲覧、動画視聴など)」機会が多いため、限られた帯域を下り方向に多く割り当てることで、体感速度を高める設計になっている。
3. 現状と限界:基地局からの距離が遠くなるほど速度が低下する(伝送損失)という弱点がある。また、光ファイバー(FTTH)の普及に伴い、日本では主要なサービスが終了の方向に進んでいる。ITパスポート試験では、ブロードバンドの歴史的変遷や、下り優先の通信特性として出題される。
例文
ADSLを導入したことで、電話を使いながらでも常時接続による高速なインターネット利用が可能になった。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、9回登場しています(出題された年度: 7年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)