アドレスフィルタリング
意味・解説
MACアドレスやIPアドレスに基づき、ネットワークへの接続の可否を判断する制御機能。
通信機器に固有の識別番号(MACアドレス)やネットワーク上の住所(IPアドレス)を登録し、許可された端末以外からのアクセスを拒否するセキュリティ手法。無線LANのアクセスポイントで、特定の端末のみを接続可能にする「MACアドレスフィルタリング」が代表的である。
くわしく
特定の端末や場所からの通信のみを許可することで、不正アクセスを未然に防ぐ重要な防御技術である。
1. 仕組みと重要性:ファイアウォールやアクセスポイントにおいて、通過するデータの送信元・宛先情報を検査する。事前に作成した「ホワイトリスト(許可リスト)」にない通信を遮断することで、部外者の侵入を物理的・論理的に制限する。これは多層防御の第一歩として極めて重要である。
2. 実務での使われ方:企業の無線LAN環境において、社員の社用PCのMACアドレスを登録し、私物スマホの接続を拒否する運用が一般的である。また、サーバーへの管理アクセスを特定の拠点のIPアドレスからのみに制限することで、インターネット経由の攻撃リスクを劇的に低減させる。
3. 限界点:MACアドレスやIPアドレスは「偽装(スプーフィング)」が可能であるため、これ単体で完全なセキュリティを確保することはできない。暗号化やユーザー認証(WPA3など)と組み合わせて運用することが実務上の鉄則である。
例文
無線LANの不正利用を防ぐため、部外者の端末を遮断するアドレスフィルタリングを設定した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、16回登場しています(出題された年度: 13年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)