WPS
意味・解説
ボタン一つやPINコードで、無線LANの接続設定と暗号化を簡単に行うための規格。
無線LAN親機(アクセスポイント)と子機(PCやスマホ)の間で、面倒なセキュリティ設定を簡略化するための機能。プッシュボタン方式やPINコード方式があり、専門知識がなくても安全に接続を完了できる。業界団体のWi-Fi Allianceが策定した。
くわしく
WPSは、無線LANの利用開始時に発生する「接続設定の難しさ」を解消するために作られた標準規格である。
1. 仕組み:親機と子機のボタンを同時に押すだけで、SSIDの認識から暗号化キー(パスワード)の交換までを自動で行う。また、8桁のPINコードを入力することで認証を行う方式も存在する。
2. なぜ重要か:長い暗号化キーを手入力する手間や入力ミスを省けるだけでなく、ユーザーがセキュリティ設定(WPA2/WPA3など)を意識せずに最新の安全な方式を適用できるメリットがある。
3. 実務での注意点:PINコード方式には脆弱性が指摘されることがあり、セキュリティを極めて重視する環境では機能をオフにすることもある。また、すべてのデバイス(特に古いもの)がWPSに対応しているわけではないため、手動設定の方法も知っておく必要がある。
例文
新しいプリンターをWi-Fiに接続する際、ルーターのWPSボタンを押して自動的に暗号化設定を完了させた。
同義語: らくらく無線スタート(類似機能), AOSS(類似機能)
分類: 無線LAN規格