パスワードリスト攻撃
意味・解説
他サイトから流出したIDとパスワードのリストを使い、別のサイトへのログインを試みる攻撃。
どこかのサイトから流出したログイン情報を、別のサービスで使い回すユーザーを狙った攻撃。多くのユーザーがID(メールアドレス等)とパスワードを複数のサイトで共通化している実態を悪用する。正規のログインを装うため、検知が難しいのが特徴である。
くわしく
パスワードリスト攻撃は、ユーザーの「パスワードの使い回し」という脆弱性を突いた攻撃手法である。
1. 攻撃の流れ:攻撃者はまず、セキュリティが脆弱なAサイトからIDとパスワードのリストを入手する。次に、そのリストを用いて、金融機関やECサイトなどのBサイトに対して自動プログラムで連続的にログインを試行する。
2. なぜ重要か:ブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)と異なり、既に「成功実績のある組み合わせ」を使用するため、極めて高い確率で不正ログインが成功してしまうからである。また、単発のログイン試行に見えるため、ロック機能にかかりにくい。
3. 実務での対策:サービス提供側は、二段階認証(2FA)の導入や、普段と異なる環境からのログイン検知を実施する。ユーザー側は「絶対にパスワードを使い回さない」こと、およびパスワードマネージャーの活用が最も有効な防御策となる。実務では、流出が発覚した際に速やかにパスワード変更を促す運用が求められる。
例文
パスワードリスト攻撃への対策として、二段階認証を必須化し、アカウントの乗っ取りを防止する。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、5回登場しています(出題された年度: 4年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)