クリプトジャッキング
意味・解説
他人のPCのCPUなどを無断で使い、暗号資産のマイニング(採掘)を行わせる攻撃。
PCやスマートフォンをマルウェアに感染させたり、Webサイトに不正なスクリプトを埋め込んだりして、ユーザーが気づかないうちにCPU資源を消費し、攻撃者のために暗号資産(仮想通貨)を稼がせる手法。PCの動作が重くなり、電気代が増えるなどの被害が出る。
くわしく
クリプトジャッキングは、他人の計算リソースを「盗む」ことで利益を得るサイバー犯罪である。
1. 攻撃の手法:主に2つの形態がある。一つはマルウェアをPCに感染させる方法、もう一つはWebページにJavaScriptなどを仕込み、ユーザーがそのページを開いている間だけCPUをフル稼働させる「ブラウザ型」である。
2. ユーザーへの影響:情報を直接盗むわけではないが、CPUが100%近くまで酷使されるため、PCの動作が極端に遅くなる、バッテリーの消耗が激しくなる、熱によるハードウェアの寿命低下などが起きる。一般ユーザーは「PCが古くなったせい」と思い込み、発覚が遅れがちである。
3. 実務での対策:ブラウザの拡張機能やセキュリティソフトでマイニングスクリプトを遮断する。また、CPU使用率が常に異常に高いプロセスがないか監視する(EDRなどの活用)。企業にとっては、電力コストの増加や業務効率の低下を招くため、不審なドメインへの通信遮断といった出口対策が実務上重要である。
例文
Webサイトに埋め込まれたスクリプトによるクリプトジャッキングを、ブラウザの保護機能で遮断した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、1回登場しています(出題された年度: 1年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)