ファイル暗号化
意味・解説
特定のファイルやフォルダ単位で暗号化を行い、許可された人以外が閲覧できないようにすること。
重要なデータを含むファイル(PDF、Excel等)を個別に暗号化する処理。閲覧には正しいパスワードやデジタル鍵が必要となる。メール添付時の情報漏洩対策や、共有サーバー内での機密保持のために広く利用されている技術である。
くわしく
ファイル暗号化は、データの「移動」や「共有」の場面で機密性を守るためのピンポイントな対策である。
1. 特徴:ディスク暗号化が「箱ごと守る」のに対し、ファイル暗号化は「中身の書類だけを守る」イメージである。ファイルがメールで送信されたり、クラウドにアップロードされたりしても、暗号化された状態が維持される点が強みである。
2. 利用シーン:マイナンバーを含むExcelシートや、社外秘の設計図面など、特定の重要ファイルのみを保護したい場合に適している。OSの標準機能だけでなく、圧縮ソフトによるパスワード付きZIP(AES-256等)も広く使われる手法である。
3. 実務での課題:以前は「PPAP(パスワード付きZIPを別送する手法)」が普及していたが、現在はセキュリティ上の不備が指摘され、クラウド共有と自動暗号化を組み合わせた高度な管理(IRM/DRM)へと移行しつつある。パスワードの強度管理が運用の要となる。
例文
顧客リストを外部に送信する際は、万が一の誤送信に備えてファイル暗号化を徹底している。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、1回登場しています(出題された年度: 1年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
対義語: ディスク暗号化
分類: 技術的安全管理措置