デジタル署名
意味・解説
公開鍵暗号技術を用い、電子文書の「本人確認」と「改ざん検知」を行う仕組み。
紙の書類の印鑑や署名に相当する電子的な仕組み。送信者が「自分の秘密鍵」でデータのハッシュ値を暗号化したものが署名となる。受信者は送信者の「公開鍵」でこれを復号し、中身が書き換えられていないこと(完全性)と、間違いなく本人が送ったこと(真正性)を確認する。
くわしく
デジタル署名は、インターネット上の取引や通信の信頼性を担保する核心的な技術である。
1. 真正性の保証:署名は送信者の「秘密鍵」でしか作成できないため、正当な本人が作成したことの証明になり、後からの「否認(そんなものは送っていないと言い張ること)」を防止できる。
2. 完全性の保証:データが1ビットでも改ざんされると、計算されるハッシュ値が一致しなくなるため、通信途中で第三者が内容を書き換えたことを即座に検知できる。
3. 公開鍵暗号の応用:秘密鍵で暗号化し、公開鍵で復号するという、「通常の暗号通信(公開鍵で暗号化)」とは逆の手順を踏む点が特徴である。実務では、電子契約、メールの保護(S/MIME)、ソフトウェアの配布(コード署名)などで不可欠な技術となっている。
例文
重要書類をメールで送る際、デジタル署名を付与することで、受信者が内容の正当性を確認できるようにした。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、7回登場しています(出題された年度: 5年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
同義語: 電子署名
分類: 技術的安全管理措置