ハッシュ
意味・解説
任意のデータを、規則に基づいて固定長の不規則な文字列に変換する処理。
ハッシュ関数を用いて計算される値。同じ入力からは常に同じ値が出力されるが、出力から入力を逆算することはほぼ不可能(一方向性)という特徴を持つ。少しでもデータが書き換われば全く異なる値になるため、MD5などのアルゴリズムを用いて、改ざん検知やパスワードの保存、BSDライセンス(デジタル署名)に利用される。
くわしく
データの「指紋」を作成し、情報の正当性を証明する数学的な仕組みである。
1.一方向性の担保:入力データがどれほど巨大でも、出力は「固定の長さ」の文字列になる。この性質により、パスワードそのものを保存するのではなく、ハッシュ値だけを保存することで、万が一漏洩しても元のパスワードが特定されないようにする。
2.改ざんの発見:ファイルが1ビットでも改変されると、計算されるハッシュ値が劇的に変わる。送信前後のハッシュ値を比較することで、通信途中で第三者が手を加えていないか(完全性)を確認できる。
3.実務での意義:ブロックチェーン技術においても、前のブロックのハッシュ値を保持することで、連鎖的なデータの正当性を保証している。ITシステムのセキュリティ設計において、暗号化と並んで最も基礎的かつ重要な要素である。
例文
セキュリティを強化するため、ログインパスワードはハッシュ化してデータベースに保存する仕様に変更した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、13回登場しています(出題された年度: 10年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)