ハッシュ関数
意味・解説
入力データから、そのデータを象徴する固定長の値を生成する関数。
任意の長さのデータから、決まった長さの「ハッシュ値(メッセージダイジェスト)」を計算する関数。一度計算すると元に戻せない(不可逆性)こと、データが少しでも変わるとハッシュ値が大きく変わることが特徴。
くわしく
ハッシュ関数は、データの「指紋」を作る技術です。主な性質は3つあります。
1.「固定長出力」:
元のデータの大きさに関わらず、常に一定の長さの値(例:256ビット)を返します。
2.「不可逆性」:
ハッシュ値から元のデータを推測することは不可能です。
3.「衝突困難性」:
異なるデータから同じハッシュ値が生成されることは極めて稀です。ポイントは、この性質を利用して、ダウンロードしたファイルがウイルスに書き換えられていないか(完全性)のチェックや、前述のディジタル署名、さらにはシステム内に保存するパスワードの保護などに使われるからです。パスワードは生のまま保存せずハッシュ化しておくことで、万が一データベースが流出しても、元のパスワードが盗まれるのを防ぎます。ITパスポート試験では、「不可逆性」「少しの変更で値が激変する」という特徴や、完全性維持(改ざんチェック)への活用方法が問われます。
例文
ダウンロードしたファイルのハッシュ値を計算し、公式サイトに記載された値と比較することで、ファイルが改ざんされていないことを確認した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、5回登場しています(出題された年度: 5年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)