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ハッシュ関数の衝突耐性と誕生日攻撃

Hash Collision Resistance and Birthday Attack はっしゅかんすうのしょうとつたいせい と たんじょうびこうげき
中頻度 ⚪ 旧用語 テクノロジ系 情報セキュリティ

意味・解説

異なるデータから同じハッシュ値が生成される「衝突」に対する強さと、確率論を利用して効率的に衝突を探す「誕生日攻撃」。

ハッシュ値のビット数が $n$ の場合、全探索には $2^n$ の試行が必要だが、誕生日攻撃(誕生日パラドックス)を利用すると、約 $2^{n/2}$ 回の試行で衝突を見つける確率が50%を超える。

くわしく

「偶然の一致が起きる確率の意外な高さ」を利用した攻撃です。

1.衝突耐性:

ハッシュ関数が安全であるためには、同じ値になるペアを見つけるのが困難である必要があります。

2.誕生日パラドックス:

『23人のグループがいれば、同じ誕生日のペアが50%以上の確率で存在する』という直感に反する現象。これを暗号に応用すると、128ビットのハッシュ値でも、 $2^{64}$ 回程度の試行で衝突が起きうることになります。ポイントは、ディジタル署名において、偽の文書に同じハッシュ値を付けられる(改ざんされる)リスクを、この確率計算に基づいて評価する必要があるからです。

例文

誕生日攻撃による衝突リスクを考慮し、システムで使用するハッシュアルゴリズムをMD5からSHA-256へアップグレードした。

同義語: 強衝突耐性への攻撃
分類: 暗号学的ハッシュ関数の性質
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