秘密計算
意味・解説
データを暗号化したまま、一度も復号(元に戻すこと)せずに計算や分析を行うことができる技術。情報の漏洩リスクを極限まで抑えたデータ活用が可能。
「データを隠したまま計算する」魔法のような技術。準同型暗号や秘密分散といった数学的手法を用い、プライバシーや機密情報を守りながら複数の組織間でデータを共同解析できる。
くわしく
「中身が見えない『黒い箱』に入れたまま、外から手袋をはめて中のパズルを解くような技術」です。
1.データの保護:
計算する側(サーバー)も、預かっているデータの内容を一切見ることができません。
2.活用シーン:
競合他社同士が、互いの顧客リストを見せ合うことなく、共通の不正利用者の傾向だけを分析するといったことが可能です。ポイントは、個人情報保護法(オプトイン・オプトアウト)や企業の機密保持が厳しくなる中で、データの『保護』と『活用』を完全に両立させる唯一の解決策だからです。
例文
医療機関の間で患者の個人情報を秘匿したまま、最新の治療効果を共同で統計分析するために秘密計算技術を採用した。
同義語: プライバシー保護計算 / セキュア計算
分類: プライバシー保護技術(PETs)