責任共有モデルの隙(クラウドの脆弱性)
意味・解説
クラウド事業者と利用者の守備範囲の境界において、利用者の設定ミスや認識不足により生じるセキュリティ上の脆弱性。
クラウド事業者は「インフラ」の安全を保障するが、その上の「データ」や「権限設定」は利用者の責任。この境界線を誤解し、バケットの公開設定を誤る(設定ミス:Misconfiguration)ことが最大の脅威となる。
くわしく
「『マンションのオートロック(事業者)』は完璧でも、『自分の部屋の窓(利用者)』を閉め忘れて泥棒に入られるような、認識のズレが生む弱点」です。
1.最大の脅威:
設定ミス。例えば、誰でも閲覧可能な設定のまま機密データをクラウドに置くようなミスです。
2.原因:
クラウドの機能が多機能かつ複雑になりすぎて、利用者が「どこまで自分が設定すべきか」を把握しきれないことにあります。ポイントは、現代のクラウド関連の情報漏洩の9割以上は、事業者の不備ではなく、この『責任の隙間(利用者の設定ミス)』から発生しているからです。
例文
クラウドストレージからの情報漏洩を防ぐため、責任共有モデルに基づく利用者側の設定範囲を再確認し、バケットの公開設定に隙がないか自動監視ツールで点検した。
同義語: 設定不備による脆弱性 / クラウドの設定ミス
分類: クラウドセキュリティ・マネジメント