集合とベン図
意味・解説
データの集まり(集合)の関係を、円などの図を用いて視覚的に表現したもの。
複数の集合が重なり合う様子を視覚化し、「和集合(AまたはB)」や「積集合(AかつB)」、「補集合(A以外)」などの範囲を特定するために用いられる。論理演算の理解を助ける強力なツール。
くわしく
集合とベン図は、複雑な条件を直感的に整理するための数学的手法です。ベン図では、全体集合(U)の中に、対象となる要素の集まりを円で描き、その重なり具合によって論理的な関係を示します。代表的な操作として、2つの円が重なった部分を指す「積集合($A \cap B$)」、2つの円の全体を指す「和集合($A \cup B$)」、ある集合の外側を指す「補集合($\bar{A}$)」があります。ポイントは、データベースの検索条件(SQLのWHERE句)や、マーケティングにおけるターゲット層の絞り込みなど、実務における「条件抽出」の考え方そのものだからです。また、「ド・モルガンの法則($\overline{A \cup B} = \bar{A} \cap \bar{B}$ など)」という、否定の範囲を反転させる重要な法則もベン図を使えば一目で理解できます。ITパスポート試験では、図の網掛け部分がどの論理式に対応するか、あるいは特定の条件に合致する人数を計算させる問題がよく出題されます。
例文
アンケート結果をベン図で整理し、『コーヒーを飲む人』かつ『紅茶を飲まない人』の割合を算出した。
同義語: 集合図
分類: 基礎理論