ソフトウェア保守
意味・解説
本番稼働後のシステムに対し、不具合の修正や改善、環境変化への対応を継続的に行うこと。
システムが納品・稼働を開始した後に、バグの修正(訂正保守)、機能の追加や性能向上(改良保守)、OSやハードウェアの更新への対応(適応保守)などを行う一連の活動。システムの寿命を延ばし、価値を維持するために行われる。
くわしく
ソフトウェア保守は、システムのライフサイクル(SLCP)の中で最も期間が長く、実は最もコストがかかるフェーズです。ポイントは、システムは「作って完成」ではなく、稼働後のビジネス環境の変化や技術の進歩に合わせてアップデートし続けなければ、すぐに時代遅れになり、使い物にならなくなる(陳腐化する)からです。保守の内容は大きく3つに分類されます。
1.「訂正保守」:
本番稼働後に見つかったバグを直す。
2.「改良保守」:
もっと使いやすくしたい、新しい機能がほしいという要望に応える。
3.「適応保守」:
OSが新しくなった、法改正があった等の外部環境の変化に対応させる。実務では、保守をしやすいプログラム(メンテナンス性が高いコード)を書くことや、設計書を最新の状態に保つことが、長期的な運用コスト(TCO)の削減において極めて重要です。ITパスポート試験では、保守の3分類や、開発コストよりも保守コストの方が大きくなりやすいといった特徴が問われます。
例文
来月の消費税率改定に対応するため、適応保守として会計システムの計算ロジックを変更する必要がある。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、15回登場しています(出題された年度: 14年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)