需要管理
意味・解説
ITサービスへのアクセス数などの需要を予測し、過剰投資やサービス低下を防ぐためにシステム資源を調整する活動である。
ITサービスに対する顧客の要求量(需要)を把握し、それに応じるリソース(供給)を適切に調整するプロセスである。将来の需要を予測することで、過剰な設備投資によるコスト増を防ぎつつ、アクセス集中などによるサービス品質の低下を回避することを目的とする。SLIなどの指標を維持するために不可欠な活動である。
くわしく
ビジネスの状況変化に伴うITサービスへの負荷変動を管理し、コスト効率とサービス品質を両立させるためのプロセスである。
1.需要パターンの分析:曜日、時間帯、季節的なイベント(セールや決算など)によるアクセス数や処理負荷の変動傾向をデータに基づいて特定する。
2.需要の予測と調整:分析結果から将来の需要を予測し、キャパシティ管理と連携してリソースの増減を行う。また、ピーク時の利用を控えるようユーザーに促すなどのインセンティブ施策も含まれる。
なぜ重要か:需要の過小評価はシステムダウンやレスポンス低下を招きビジネス機会を損失させる一方、過大評価は未使用のリソースに多額の費用を支払うことになる。クラウドサービスの普及により、リアルタイムでの需要に応じた柔軟なリソース調整(スケーリング)が実務における重要課題となっている。
例文
需要管理の一環として、過去3年間のセール期間中のアクセスログを分析し、キャンペーン開始時の同時接続数を予測した。
同義語: デマンドマネジメント
分類: サービスデザイン