匿名加工情報と仮名加工情報
意味・解説
個人を特定できないよう加工した情報。二次利用の範囲が異なる2つの形式。
くわしく
ビッグデータの活用とプライバシー保護を両立させるための技術的な区分です。
1.匿名加工情報:
名前を削除するだけでなく、住所を市区町村単位に丸める、年齢を5歳刻みにするなど、誰であるかを完全に分からなくします。最大の特徴は、一度作ると「元の個人に戻せない」ことです。そのため、同意なしで他社へ販売・提供できます。
2.仮名加工情報:
名前を「ID_001」などの別の符号に置き換えます。削除する項目が少なく済むため、データの詳細な傾向(分析の精度)を保てますが、対応表があれば「個人を特定できる」ため、第三者提供は原則禁止です。ポイントは、これらを用いることで、プライバシーを守りながら「どんな人が、いつ、何を買ったか」という貴重なデータを統計的に分析できるからです。試験では、この2つの「加工の度合い」と「第三者提供の可否」の違いが頻出します。
例文
医療研究のために、氏名を削除し生年月日を年度のみに変換した匿名加工情報を作成し、製薬会社へ提供した。
同義語: 非識別加工情報
対義語: 個人情報
分類: 個人情報保護法