ANN(近似最近傍探索)
意味・解説
膨大な多次元ベクトルの中から、検索条件に「似ているもの」を高速に探し出すアルゴリズム。多少の精度を犠牲にする代わりに圧倒的な速度を実現する。
セマンティック検索やRAGにおいて、何億ものデータから瞬時に関連文書を特定するために不可欠な技術。代表的な手法にHNSWなどがある。
くわしく
「情報の海から『だいたい一番近いもの』を光速で見つける」技術です。
1.厳密な探索の限界:
数億件のデータすべてと「距離」を計算すると、一回の検索に数分かかってしまいます。
2.近似の知恵:
あらかじめデータをいくつかのグループに分けたり、グラフ構造を作っておくことで、全件調べずに「ほぼ正解に近い」ものを0.01秒で弾き出します。ポイントは、ChatGPTのようなAIが最新情報を参照する際、この高速検索がないと会話が成立しないほど待たされることになるからです。
例文
大規模な画像検索サービスにおいて、ANNアルゴリズムを採用したことで、数億枚の画像からの類似画像検索をミリ秒単位で実現した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、3回登場しています(出題された年度: 2年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
同義語: 近似検索
対義語: 厳密最近傍探索(Linear Search)
分類: 高次元データ探索技術