ランレングス符号
意味・解説
同じデータが連続する場合に、その値と連続回数で表す可逆圧縮方式。
「AAAABBBCCCC」のようなデータを「A4B3C4」のように、データ値とその連続する長さ(ランレングス)のペアで表現する圧縮手法。同じパターンが長く続くデータにおいて極めて高い圧縮率を発揮する。FAXの送信や、色数の少ないベタ塗りの画像(BMP、TIFF等)の圧縮などで利用される。可逆圧縮である。
くわしく
単純な繰り返しに注目して、情報を短く要約するアルゴリズムである。
1.仕組みのシンプルさ:非常に計算が簡単で、展開(解凍)も高速。例えば白と黒しかない二値画像(図面など)では、同じ色が数千ピクセル続くことも珍しくないため、これを「白、1500」と書くだけで劇的にサイズが減る。
2.弱点:逆に「ABCABC」のように同じものが連続しないデータに対して適用すると、逆にデータ量が増えてしまうという性質がある(例:A1B1C1...)。
3.実務での使われ方:現代では単独で使われるよりも、他の圧縮アルゴリズムの予備処理として使われることが多い。特に、色情報の変化が少ないアニメーション画像や、データベースの特定の列(同じフラグが続く場合)の圧縮などで威力を発揮する。
例文
モノクロのアイコン画像など、同じ色のピクセルが長く連続するデータにランレングス符号を適用した。
同義語: 連長圧縮, RLE, 連程符号化
分類: 可逆圧縮