バッファオーバフロー
意味・解説
メモリの許容量を超えるデータを入力し、隣接する領域を書き換えて不正操作を行う攻撃。
プログラムが用意した一時的な記憶領域(バッファ)のサイズを上回るデータを送りつけ、あふれたデータによって管理情報やプログラムの実行アドレスを書き換えるサイバー攻撃。管理者権限の奪取や、任意の悪意あるプログラムの実行を許してしまう危険性がある。
くわしく
プログラムの不備を突き、コンピュータの「制御権を奪う」古典的かつ強力な攻撃である。
1.なぜ重要か:この脆弱性が放置されていると、ネットワーク越しに遠隔からシステムを完全に支配される恐れがある。OSや基本ソフトウェアのパッチ(更新)を当てる最大の理由の一つが、このBOF対策である。
2.攻撃の仕組み:コップ(バッファ)に水を注ぎすぎると溢れ出すように、データをわざと長く入力する。溢れた先にある「次に実行すべき命令のアドレス」を、攻撃者が用意した命令のアドレスに書き換えることで、本来の動きを捻じ曲げる。
3.実務での対策:開発者は、入力データの長さを必ずチェックする「安全な関数」を使用する。また、OS側でも「ASLR(アドレス空間配置のランダム化)」などの技術で、溢れたデータが特定の命令に当たりにくくする対策が取られている。
例文
古いWebサーバの脆弱性を突いたバッファオーバフロー攻撃により、機密情報が外部に漏洩した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、6回登場しています(出題された年度: 5年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
同義語: バッファオーバーラン
分類: 情報セキュリティ脅威