妨害(ディスラプション / 破壊的攻撃)
意味・解説
サイバー攻撃の最終段階(目的の実行)において、データの窃取ではなく、システムの稼働を停止させたり、OSを破壊して再起動不能にしたりする行為。
MITRE ATT&CKにおける「インパクト」戦術の一つ。ワイパー(データ消去)ソフトの使用、リソースの枯渇、設定の意図的な改ざんなどにより、ビジネスの継続性を物理的・論理的に絶つこと。
くわしく
「泥棒が金品を盗むのではなく、建物を爆破して誰も入れないようにする『嫌がらせ』や『テロ』に近い攻撃」です。
1.手法:
ディスクの起動領域(MBR)を破壊する、重要なシステムファイルを一斉削除する、冷却ファンを暴走させて物理的に壊すなど。
2.目的:
単なる金銭目的だけでなく、企業の信頼失墜や、社会的混乱を引き起こすことが狙いです。ポイントは、バックアップがあっても、システムそのものが「破壊」されていれば、復旧までにかかる時間(RTO)が長大になり、レジリエンス・スコアが致命的に低下するからです。
例文
国家間の対立を背景としたサイバー攻撃では、電力制御システムの妨害を目的とした高度なマルウェアが検知される事例が増えている。
同義語: システム破壊 / サービス停止攻撃
分類: サイバー攻撃の最終フェーズ(インパクト)