標本調査
意味・解説
調査対象の全体(母集団)から、一部の標本を抜き出して調べ、その結果から全体の傾向を推測する調査方法。
全数調査(悉皆調査)に比べて低コストかつ迅速に行えるメリットがある。世論調査、品質検査、視聴率調査などで広く用いられる。標本の選び方(サンプリング)が不適切だと「標本誤差」が大きくなるため、統計的な手法に基づいた無作為抽出が不可欠。
くわしく
「全員に聞くのは大変だから、何人かに聞いて全体の意見を占う『賢い調査法』」です。
1.メリット:
工場の製品テストのように「調べると製品が壊れてしまう」場合でも、一部を抜き取る標本調査なら実施可能です。
2.リスク:
運悪く偏った人ばかり選んでしまう「サンプリングバイアス」が最大の敵です。
3.データ分析:
ビッグデータ時代でも、あえて一部のデータを標本として抜き出して分析することで、計算時間を短縮する手法が多用されます。
例文
新製品の満足度を把握するため、ランダムに選んだ 500名の購入者を対象に標本調査を行った。
同義語: 抜き取り調査, サンプリング調査
対義語: 全数調査, 悉皆(しっかい)調査
分類: 統計調査手法