通信の隠蔽
意味・解説
ネットワーク通信において、攻撃者やマルウェアが、検知を避けるために通信の存在や目的、内容を隠し通す行為。
正規の通信に紛れ込ませる手法(ステガノグラフィ)や、本来通信用ではないプロトコルの一部を利用する手法(カバートチャネル)がある。近年はHTTPSなどの暗号化通信を隠れ蓑にして、マルウェアが外部へデータを盗み出すケースが増えており、セキュリティ上の深刻な課題となっている。
くわしく
「監視の目を盗んで、こっそりとデータのやり取りをすること」です。
1.隠蔽の例:
標準的なWeb通信(443番ポート)を装って機密情報を送る。
2.目的:
セキュリティ製品(IDS/IPSや)の警告を鳴らさないようにするためです。
3.対抗策:
暗号化された中身を一度解読して検査する技術(SSL検査)や、通信の「振る舞い」から異常を察知するNDRなどの技術が使われます。
例文
マルウェアは通信の隠蔽を図るため、DNSプロトコルの空き領域を利用して外部サーバーと情報をやり取りしていた。
同義語: 通信隠蔽, 隠しチャネル
対義語: 通信の可視化
分類: サイバー攻撃の回避戦術