IT全般統制とIT業務処理統制
意味・解説
システムの基盤を守る「全般統制」と、個別の業務処理の正しさを守る「業務処理統制」。
IT全般統制は開発、保守、運用、セキュリティなどのシステム基盤全体の信頼性を担保する活動。IT業務処理統制は、売上入力や計算処理などの個別のアプリケーション内での正確性を担保する活動。
くわしく
内部統制をITの側面から具体化したものです。
1.IT全般統制(ITGC):
システムが安定して動くための「土台」です。プログラムの勝手な変更を禁じる「変更管理」、データのバックアップ、入退室管理などが含まれます。土台が腐っていると、その上のアプリも信用できません。
2.IT業務処理統制(ITAC):
個別の「処理の正しさ」です。入力データの形式チェック、合計金額の自動計算、承認がなければ次へ進めないワークフローなどが含まれます。ポイントは、監査においてはこの2つが両輪となって初めて「ITを使った業務は正しい」と証明できるからです。試験では、具体的な対策が「全般」と「業務処理」のどちらに分類されるかを問う問題が頻出します。
例文
システムの信頼性を証明するため、IT全般統制としてアクセスログの点検を行い、IT業務処理統制として自動計算ロジックの検証を実施した。
同義語: IT全般コントロール / ITアプリケーションコントロール
分類: 内部統制