シナジー効果
意味・解説
複数の事業を組み合わせることで、単独の合計以上の成果を生む「相乗効果」。
異なる部門や企業が連携することで、それぞれの力を単純に足した以上の価値や利益が生み出されること。1+1を2ではなく3や5にする「相乗効果」を指す。M&Aや多角化戦略における主要な目的の一つとなる。
くわしく
シナジー効果とは、複数の要素が組み合わさることで、個々の合計を上回る成果が生まれる状態です。経営戦略においては、異なる事業間で技術、販路、ブランド、人材などの経営資源を相互に活用することを指します。ポイントは、企業が多角化(新しい事業への進出)やM&A(企業の買収)を行う際、このシナジーが見込めなければ、投資した以上のリターンを得ることが難しく、リスクだけが大きくなるからです。具体的な種類としては、共通の工場を使うことによる「生産シナジー」、共通の店舗やブランドを活用する「販売シナジー」、研究開発成果を横展開する「技術シナジー」などがあります。実務では、IT企業が金融分野に進出し、自社の顧客基盤(IT)と決済データ(金融)を掛け合わせることで、一人ひとりの顧客に最適なローンを提案するような、新しい価値を生む際に活用されます。ITパスポート試験では「相乗効果」や「1+1が2以上になる」といった比喩表現と共に正解となることが多いです。
例文
物流会社とECサイト運営会社が統合することで、配送網の効率化という大きなシナジー効果が期待される。
同義語: 相乗効果
対義語: アナジー(負の相乗効果), カニバリゼーション
分類: 経営戦略